カントン包茎とは?放置は危険!原因・症状・治療方法を徹底解説

包茎には「仮性包茎」「真性包茎」「カントン包茎(嵌頓包茎)」の3種類がありますが、
その中でも最も危険で緊急対応が必要なのがカントン包茎です。

一見すると仮性包茎と似ていますが、カントン包茎は亀頭の根元が包皮で締め付けられて血流が悪くなる状態で、放置すると壊死(組織が死ぬ)につながることもあるため、即座に医療機関の受診が必要です。

この記事では、カントン包茎の原因、症状、危険性、そして治療方法をわかりやすく解説します。

カントン包茎(嵌頓包茎)とは?

カントン包茎とは、包皮を無理にむいた後に元に戻らなくなり、亀頭の根元が強く締めつけられた状態のことを指します。

本来、仮性包茎のように皮が自由に動く場合は問題ありませんが、
包皮の口が狭い状態で無理にむいてしまうと、包皮が輪ゴムのように根元で食い込み、血流が阻害されることがあります。

この状態がカントン包茎であり、時間が経つほど腫れが悪化し、亀頭が紫色に変色してしまうこともあります。
そのため、非常に危険な緊急性の高い包茎といえます。

カントン包茎の原因

カントン包茎は、主に以下のような原因で起こるとされています。

① 無理に皮をむいた

包皮が狭いにもかかわらず、清潔にしようと無理やりむいたり、性行為や自慰の際に強く引っ張ったことが原因になることがあります。
このとき包皮が亀頭の根元に引っかかり、戻らなくなるのです。

無理に何とか使用するのは厳禁です。

② 真性包茎・仮性包茎からの悪化

真性包茎や仮性包茎の人が無理に皮をむいた際に発生するケースが多く見られます。
特に真性包茎の場合、包皮が硬く弾力がないため、一度むけると元に戻らなくなりやすいです。

③ 性行為・自慰中のトラブル

性行為や自慰の最中に包皮が後ろに引っ張られ、そのまま元に戻らない状態になることもあります。
この場合、勃起によってさらに締め付けが強くなり、腫れが進行してしまいます。

カントン包茎の症状

具体的な症状は以下の様なものがあります。

  • 亀頭や包皮の根元が腫れている・紫色になっている
  • 強い痛みや圧迫感がある
  • 亀頭が冷たく感じる・しびれる
  • 包皮を元に戻せない
  • 尿が出にくい

これらの症状がある場合、すぐに泌尿器科・救急外来を受診する必要があります。
時間が経つと腫れが強まり、包皮がさらに締めつけてしまう悪循環に陥ります。

カントン包茎を放置するとどうなる?

カントン包茎を放置すると、次のような深刻な問題に発展するおそれがあります。

① 血流障害による壊死

包皮が亀頭を締めつけることで血流が途絶え、
最悪の場合、亀頭や包皮の組織が壊死する事もあります。

壊死が進行すると手術で切除が必要になることもあります。

② 感染症のリスク

血流が悪くなることで細菌が繁殖しやすくなり、強い炎症や感染症を起こす事も。
発熱や膿が出るなどの症状が出た場合は、すぐに病院へ。

③ 排尿障害

亀頭が腫れ上がると尿道口が圧迫され、排尿ができなくなることもあります。
これは命に関わる危険な状態です。

応急処置(※基本はすぐに病院へ)

カントン包茎は自力で無理に戻そうとしないことが鉄則です。
ただし、すぐに病院へ行けない場合は、以下のような応急処置が一時的に有効なこともあります。

  1. 冷たいタオルで患部を軽く冷やし、腫れを少し抑える
  2. 清潔な手で軽く押さえながら、包皮を元に戻すように試みる(痛みが強い場合は中止)

※痛みが激しい、変色している、数時間戻らない場合は、すぐに救急外来へ
自力で無理に押し戻すと、かえって悪化することがあります。

カントン包茎の治療方法

医療機関では、症状に応じて以下のような治療が行われます。

① 包皮の戻し処置

早期であれば、医師が手で優しく圧迫しながら包皮を元に戻す処置を行います。
痛みを和らげるために局所麻酔や冷却処置を併用する事もあります。

② 手術(包皮切開・包茎手術)

腫れがひどい、または再発が予想される場合には、包皮を切開して圧迫を解除します。
その後、根本的な改善のために包茎手術(包皮環状切除術)が推奨されます。

この手術により、今後カントン包茎を再発するリスクをほぼゼロにすることができます。

カントン包茎の予防法

  • 無理に包皮をむかない
  • 日常的に清潔を保つ(ぬるま湯で優しく洗う)
  • 勃起時や性行為の際に痛みを感じたら中止する
  • 仮性包茎・真性包茎でも油断せず早めに医師に相談する

カントン包茎は、予防できる包茎トラブルでもあります。
普段からケアと意識を持つことで、リスクを大きく減らすことができます。

まとめ:カントン包茎は放置せず、すぐに医師へ

項目内容
定義包皮が亀頭の根元で締めつけられ、戻らない状態
主な原因無理な包皮のむき方・性行為中のトラブル
主な症状腫れ・痛み・変色・排尿困難
危険性血流障害・壊死・感染症
治療法医師による圧迫戻し処置・包皮切開・包茎手術

カントン包茎は、命に関わる危険もある緊急性の高い症状です。
「そのうち治るだろう」と放置せず、痛みや腫れを感じた時点ですぐに泌尿器科や救急外来を受診しましょう。

また、仮性包茎や真性包茎の方は、将来のトラブルを防ぐためにも、
早めの包茎治療を検討することが安心です。